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剣菱に宿るもの

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さらなる高みを目指して、
一歩ずつ、一歩ずつ、未来へ

暖気樽(だきだる)職人

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近年、日本の伝統工芸職人の高齢化と後継者不足が叫ばれている。その大きな理由が、どんなに日本ならではの優れたモノづくりを継承したところで、その力を発揮する場が少なくなっているから。これは酒造りの現場においても同じ。そのひとつが暖気樽(だきだる)である。

かつては日本酒を造るうえで欠かせない道具だった暖気樽。剣菱では現在も昔と変わらぬ杉製のものを使っているが、時代の流れとともに、ステンレス製のものや暖気樽そのものを使わない酒造りが主流になっている。

それに伴い、職人の数も減少。剣菱の暖気樽をつくり続けてくれた職人さんも高齢により引退することになり、その唯一のお弟子さんが後を継ぐことに。

杉製の暖気樽がなければ剣菱の味は守れなくなってしまう……。暖気樽の永続的な使用に危機感を抱いた剣菱は、唯一のお弟子さんであったその職人を社員といて招聘。暖気樽職人として引き続き力を発揮してもらうとともに、伝統的なモノづくりに興味を持っていた若い社員を弟子入りさせることで、後継者の育成にも着手した。

暖気樽づくりは、日本が誇る職人技。興味があれば誰でもつくれるほど甘い世界ではない。弟子入りして3年になる若い社員も、まだ竹製の輪(タガ)を取り替える作業や、細かい部分を修理するのがやっと。それでも、師匠の背中を見ながら、一歩一歩前に進んでいる。

また、職人の世界にゴールはない。社員として招聘した職人も、ただ暖気樽をつくり、弟子にその技を継承するだけではなく、自らの意志で現在は甑(こしき)の輪替えに挑戦。甑そのものをつくることにも意欲を示すなど、さらなる高みを目指して日々その腕に磨きをかけ続けている。

まだまだ道半ば。超えなくてはならない山は多い。それでも、剣菱の味を未来に継承するための土台は、着実に固まりつつある。

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